弊店ぎをんFinlandia Barは1975年から1996年まで営業させていた
だきました日本で最初のフィンランド料理専門店「フィンランディア」が母体
です。
開店は1982年の2月ですので、本年2024年で43年目を迎えたこと
になります。
レストラン・フィンランディアを営業開始しまして6年を経過しました折に、
祇園町の知己のご紹介で、お二人の芸妓さんが個人宅として使ってお
られた昔のお茶屋さんの建物を購入させていただいたことが、バー開
業のきっかけです。 祇園町にご縁は得たものの、さしたるプランもなく、
ほとんど衝動で購入したものですから、 いったい何をしようかと約半年
間はああでもないこうでもないと思案しておりました。
当時は「ボトルキープ」「カラオケ」のお店が全盛で、いわゆる ショットバー
というのは、老舗と老舗から独立された方が開店されたお店がそれこそ
数えるほどしか京都にはありませんでした。
営業を始めた当時の私共に特別な意識はありませんでしたが、41年を
振り返って見ますと、祇園町のお茶屋さんであった家屋の一階の一部
だけを北欧風に改装し、カラオケなし、ボトルキープなし、火を使うフード
メニューなし、 音楽なし、バーテンダー一人がお客様のお相手をすると
いうその頃としては、型破りの店であったのかもしれません。
42年を経過した今日でも「昔ながら」のままで営業をさせていただいて
おります。
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